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先生のおはなし

2025.05.22

何歳まで小児科を受診できますか?|厚別の小児科よりご案内

何歳まで小児科を受診できますか?

「子どもが中学生・高校生になったけれど、まだ小児科を受診してもいいの?」「何歳まで診てもらえるの?」と当院でも、こうしたご相談を受けることがよくあります。
実は、「小児科は何歳まで」という明確な決まりはありません。ですが、一般的な目安としては中学生までが小児科、高校生以降は内科という分け方をされるケースが多いです。今回は、その理由や例外的な対応について、厚別区の地域医療に携わる立場からわかりやすくご説明します。

小児科と内科の違いは?年齢による目安の背景

小児科と内科を分ける理由のひとつは、体格や薬の処方に関係します。小学生くらいまでのお子さんには、体重に応じたシロップや粉薬などが処方されますが、高校生になると体格的にも大人と近くなり、成人と同じ薬が使えることが増えてくるため、内科での対応が可能になるのです。
また、内視鏡検査やCT検査といった医療機器の利用も、高校生以降であれば成人と同様に受けることができるため、総合病院などでは中学生と高校生で小児科と内科をはっきり分けていることがあります。

かかりつけの場合は高校生以上でも小児科で診てもらえる?

一方で、クリニックでは小さい頃から小児科で、喘息やアレルギーなどの慢性疾患で継続的な診察が必要な方は、高校生から成人にかけての年齢でも、引き続き小児科で診療を受けている方もたくさんいらっしゃいます。医師と患者との信頼関係や診療の継続性を大切にしているケースです。当院でも、長く通われている高校生の患者さんには、継続的な治療として対応させていただいてます。

発熱や予防接種など、高校生の初診はどうなる?

急な発熱や予防接種などでの受診については、当院では高校生の方の初診も可能です。子宮頸がんワクチンや日本脳炎などの予防接種も実施しております。ただし、小児科の特性上、保護者の方の同伴をお願いしています。
なお、インフルエンザ等の感染症が流行している時期などには、内科受診の難しい年齢のお子さんを優先し、感染拡大を防止する観点から高校生以上の発熱等の初診の方の対応を一時的に制限する場合があります。ご来院前には一度お電話などでご確認いただけますと安心です。

親御さんの診察も一部対応しています

「子どもから風邪をうつされたようです」という親御さんも時折いらっしゃいます。当院では、そのようなケースに限り、保護者の方の診察・お薬の処方を行うこともあります。ただし、現在はインフルエンザや新型コロナの検査は実施しておらず、検査なしで症状に応じた対処を行う場合があります。

小児科は中学生までが基本。でも相談はお気軽に

まとめると、基本的には中学生までは小児科での診療が可能です。そして、症状や通院歴によっては高校生の方でも小児科で対応できる場合があります。
札幌市で小児科をお探しの方、また「うちの子はもう高校生だけど大丈夫?」とお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。地域のかかりつけ医として、できる限り柔軟に対応できるよう努めております。

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