生後5か月から推奨される予防接種|BCGワクチンについて

「BCGっていつ打つの?」
「跡が残るって本当?」
「結核って今もあるの?」
そんな不安や疑問をお持ちの保護者の方も多くいらっしゃいます。
厚別区の小児科「大谷地のびやか子どもクリニック」では、生後5か月前後からの予防接種についても、保護者の方に安心していただけるよう丁寧に説明し、感染症予防をしっかりサポートしています。
生後5か月で受けるワクチンとして代表的なBCGワクチンの目的や接種時期、注意点についてわかりやすく解説します。
BCGワクチンとは?
BCG(ビーシージー)ワクチンは、結核を予防するための生ワクチンです。結核はかつて日本で流行した感染症ですが、今でも年齢を問わず発症例があり、特に乳幼児では重症化するリスクがあるため、予防が非常に重要です。
接種のタイミング
接種時期:生後5か月〜8か月未満
接種回数:1回
公費による定期接種対象(無料)
※生後12か月を過ぎると定期接種の対象外になるため、期間内の接種が推奨されます。
※札幌市はBCGの0歳の公費接種は各区の保健センターでの施行となります。当クリニックでのBCGの公費接種はできませんのでご留意ください。
予防できる病気
BCGワクチンは、結核の感染を防ぐための予防接種です。結核はかつて日本で大流行した感染症ですが、現在でも毎年約1万人が発症しており、特に乳幼児は重症化しやすいことが知られています。ワクチンを接種することで、重篤な「粟粒結核」や「結核性髄膜炎」などからお子さまを守ることができます。
接種方法と注意点
BCGワクチンの接種は、肩の上部(二の腕)にスタンプ状の器具を使って行います。
接種後1〜2週間で、小さな赤いポツポツやかさぶたのような反応が出てくることがありますが、これは正常な経過です。無理にこすったり、薬を塗ったりする必要はありません。絆創膏を貼らず、なるべく乾燥した状態を保ち、清潔を心がけてください。
接種が遅れたら?
生後12か月を過ぎると定期接種の対象外になりますが、事情により接種できなかった場合は早めに医師へ相談してください。キャッチアップ接種として自費での対応となる可能性があります。
当院での予防接種の特徴
大谷地のびやか子どもクリニックでは、毎週火曜日・金曜日の14:00〜15:00に、予防接種専用の時間帯を設けています。感染症の患者さまと接触する機会を減らし、より安心して接種を受けていただけるよう配慮しています。ワクチンの在庫状況により当日でも接種が可能な場合もございますが、できる限りお電話か受付にて事前のご予約をお願いいたします。
詳しくは予防接種ページをご確認ください。
よくあるご質問
接種後に跡は残りますか?
BCGワクチンをは接種後およそ10日後ぐらいに接種したところに赤い腫れができてきます。その後は1~2ヵ月ぐらいで反応が最も強くなり、小さい膿(うみ)がでることもあります。このような皮膚の反応は、BCGワクチンによって抵抗力(免疫)がついた証拠です。その後は、かさぶたができて最後には小さな接種部位の跡が残ります。
副反応はありますか?
BCGワクチンを接種した1、2日後(遅くても7日以内)に、接種したところに強い反応やリンパ節の腫れがでる場合はコッホ現象と呼ばれ、結核に感染している可能性がありますので速やかに医療機関を受診されてください。
アクセス
当院は地下鉄東西線「大谷地駅」5番出口直結のビル内にあり、雨や雪の日もスムーズにご来院いただけます。
屋上には20台分の駐車場も完備しており、お車での通院にも便利です。厚別区大谷地をはじめ、清田区・白石区・豊平区・江別市・北広島市など、近隣地域からも通院もしやすい小児科です。
最後に
生後5か月から始まるBCGワクチンは、お子さまの大切な健康を守るための一歩です。札幌市では各区民センターでの接種となりますが、接種のタイミングを逃さず、重い感染症からしっかり守りましょう。
厚別区の小児科「大谷地のびやか子どもクリニック」では、すべての定期接種について丁寧にご説明し、安心して受けられるよう体制を整えています。ご不明な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。